アンプティサッカー(上肢、下肢の切断障害を持った選手がプレーするサッカー)を観戦してきた

アンプティサッカー(上肢、下肢の切断障害を持った選手がプレーするサッカー)を観戦してきた

友人の紹介で、アンプティサッカーなるものを観戦してきた。
「アンプティ」と聞いて、全く察しがつかなかったのだけど、理学療法士の妻曰く、医療業界では頻出の単語だとのことで、すぐに興味を示し、家族みんなで観戦に行くこととなった。

「アンプティサッカー – Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/アンプティサッカー

アンプティサッカー(amputee soccer = 切断者サッカー)とは、主に上肢、下肢の切断障害を持った選手がプレーするサッカーである。競技は国際アンプティサッカー連盟(WAFF)が統括しており、日本でのアンプティサッカーは日本アンプティサッカー協会(JAFA)が統括する。

従来のような障害者スポーツに必要とされた専用の器具を必要とせず、日常の生活やリハビリ・医療目的で使用しているクラッチ(主にロフストランドクラッチ)で競技を行うため、足に障害を持つ人々にとっては、最も気楽に楽しめるスポーツとして海外、そして日本国内でも急速に普及・認知度が高まっている。

基本的なルールは通常のサッカールールに準じるが、一部ルールを変更している。
・フィールドプレーヤーは下肢切断者、ゴールキーパーは上肢切断者が担当する。
・フィールドプレーヤーは移動のためにクラッチを使用するが、このクラッチをボール操作に使用することはできない(故意に触れた場合はハンドとなる)
・ゴールキーパーはペナルティエリアから出ることができない
・タッチラインをボールが割った場合は、スローインではなくキックインでゲームが再開される
・フィールドプレーヤーは転倒した状態でボールを蹴ることはできない
・オフサイドルールは適用しない
・国際大会での試合時間は前後半25分の、計50分間で行われ、その間に10分間のハーフタイムがある

アンプティサッカーに関する映像は、以下のチャンネルでまとまっていたので参考にされたい。
「日本アンプティサッカー協会 – YouTube」
https://www.youtube.com/user/jamputees/featured

今回観戦してきたのは、この大会。
「第7回日本アンプティサッカー選手権大会2017」大会概要 | 日本アンプティサッカー協会
http://j-afa.jp/news/7th-japan-championship

試合の様子
少年プレーヤーのアップ風景

家族全員で行ったので、第二子と第三子が開始数分で飽きてしまって、あまり観戦はできなかったけど第一子にはとても新鮮だったようで、とても集中して観戦していた。

サッカーC級コーチ、フットサルC級コーチを取得してから強く感じているが、国内におけるスポーツの指導者育成の体制として、サッカーほど力を入れているものはないと感じる。
「サッカー」と言っても、とても種類が多い。この選択肢の多さが自由度や柔軟さを表していて、自分が「サッカー」に惹かれている理由の一つと思う。
・サッカー(男女)
・フットサル(男女)
・ビーチサッカー
・障害者サッカー(切断障がい/脳性麻痺/精神障がい/知的障がい/電動車椅子/視覚障がい/聴覚障がい)
「JIFF: 一般社団法人 日本障がい者サッカー連盟」
http://www.jiff.football/
 切断障がい:日本アンプティサッカー協会
 脳性麻痺:日本CPサッカー協会
 精神障がい:日本ソーシャルフットボール協会
 知的障がい:日本知的障がい者サッカー連盟
 電動車椅子:日本電動車椅子サッカー協会
 視覚障がい:日本ブラインドサッカー協会
 聴覚障がい:日本ろう者サッカー協会

妻もとても新鮮に感じたようで、たくさん動画/写真を撮っていた。
第三子も、一応声援をかけていて、何かしら感じてくれたことでしょう。
サッカーに関わる人の裾野が広がって、スポーツを通して自己形成する機会の醸成に携わりたいと、改めて感じた。

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